17:30からの開演に先だって、会場となった修道院では、インドネシア舞踊・ガムランのワークショップが行われました。
ガムランとはインドネシア各地の様々な打楽器の総称で、時に楽器そのものや、ガムランを使って演奏される楽曲を意味することもあるそうです。

ガムラン演奏バンドである「ポタラカ」の皆さんが、今回用意して下さった楽器は、両側に水牛の皮を張った太鼓「クンダン」や、青銅製の鍵盤楽器「グンデル」「ガンサ」など多数。
インドネシアから今回のツアーのためにはるばる来日した、踊り子ユリアティとガムラン奏者デラ・ワリット両氏によるパフォーマンス終了後には、実際にこれらの楽器に触って演奏してみることもできて、これにはワークショップに集まったちびっ子達も大喜びでした。

私も大はしゃぎの子供達にまじって、両面太鼓「クンダン」の演奏法を教えていただいたのですが、これが意外に難しい……。
ポタラカメンバーの和田さんは、楽々とリズミカルな演奏を披露してくださったのに、私が打つとぼこぼこと実にしまりのない音になって、「あれ〜?」と首を傾げてしまいました。

この「クンダン」という楽器は手で打つ太鼓で、指の先・指の腹・掌(たなごころ)などなど、手のひらの様々な部位を使って演奏します。また太鼓自体も叩く位置を色々に変化させて、バリエーション豊かな音を生み出すことが出来るのですが、それだけにきっちり音を使い分けて演奏するのが難しい。
和田さん曰く「習得するには数年の練習が必要」だそうで、やはり音楽の世界は奥が深い、と感心することしきりでした。
ちなみにこの「クンダン」という名前は、太鼓を叩いた時にでる「クン」「ダン」という音からきているそうです。

文・宮 伸子