
ユウキ
あのね、一番不思議に思ったというか、凄く興味をもったのが、仮面の中の小谷野さんの顔なんです。
仮面で、たくさんの役を使い分けてるわけじゃないですか、、、チョップリンさんだってあんなに綺麗な人なのに、「おまん」みたく、全然はじけてる役柄になったり、、あんな一瞬の間でどうやって気持ちを変えられるのかなー?って、、、。
役を演じるわけだから、一役、一役に気持ちがはいって、その役に魂をこめさせないと、見てるお客さんだって、いくら架空の人物でも、しらけてしまう、、、。
でも、小谷野さんたちの舞台は、間があったとしても、はいりこめて見ていたしとても楽しい空間だったんです。だから、小谷野さんの、役に対する意識とか、舞台に対して思っていることをがお聞きしたくて、、、!!! |
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バリ舞踊家・小谷野さん
意識とか、舞台に対してっていうのはちょっと漠然としていて、難しいけど、まず、役の使い分けについては、面をつかっている部分が大きいかな。
バリに留学していた時に、おじいちゃん先生に習っていて、その時にいつもいわれたのが
「色んな踊りを踊ろうとおもうな。色んな踊りが踊れるのが良い踊りてなどはなく「この人はこれ」という自分のキャラクターあった、他の人には出来ない踊り手だ。
だから早く自分にあっつた踊りを見つけなさい」といわれたのです。
で、僕の役柄の場合は、最初の段階では、男性優形の踊り、もしくは仮面の踊りが自分にあっているとおもったわけです。
そして、仮面の踊りをやっているうちに、実は、仮面とひとことにいっても色々なことに気が付きました。
沢山の種類のある中で、色々な面を試しにかぶって決めるのですが、ある面は、かぶった瞬間に性格、声色、話し方から体の動きまで一瞬にして分かるものもあれば、全くイメージがわかないものもある。
つけていない時点でどんなにできの良い面でも、つけてみると全然だめだったり、逆にたいしたこと無いと思っていた面が、つけてみるととたんに生き生きしたり、、、。
でも、それもやっぱり付ける人によって違ったりするもんです。
その時に思ったのは、面によって色々な役柄が演じられるように思うけども、実は、面によって自分の中にある、特定のキャラが導き出されるというか、そういうかんじなのですね、、。
こうやって、自分のキャラを発見して方向付けて行くことが、僕にとっては「演じる」ということの中で、非常に大きい部分かな。
つまり、役柄を作るのではなく、役柄を発見していくという作業です。
後、自分が演じるにあたって一番気を付けているのは、まず面をつけて鏡えお見たときに、何が自分の中から湧きあがって
くるか素直に受け取ることです。それに、従って演じていると、たまに自分でも思い
もよらないようなキャラクターが、できあがったりして、それが又面白いところでもありますね。
あと、ぼくは、バリ舞踊を基礎としてやっていますが、どう頑張っても日本人。
バリ人と同じようにできるわけがない。でも、それは、優劣の問題ではなく、バリ発祥のものを日本人の身体を通じてだせたら面白いと思います。日本人とバリ人、もしかしたら他の世界中の人とも、共同制作する事で国や文化、宗教などが違っても共通の部分をみいだし、違う部分も尊重しながら一緒に歩んでいけるのではないかと考えています。 |
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ユウキ
このように、小谷野さんが、考えている事を聞いて、私はなぜか、感動した。私には、まだ演じたりしたことがないから小谷野さんの言っている意味は、実際のところ頭では、納得しても心では分からない部分がたくさんある。それが、自分に悔しいとおもった。
でも、凄く小谷野さんの豊かな感性が私の心に良く響き色んなことを、教えてもらった気がする。
私も役者の中にこれから入るから、自分の見いだせるもの全てを、素直にだしていきたいし、仮面について質問をしたけれど、やっぱりどんな役者さんでも、全ては自分の内にあるもので表現しているのだなあっておもった。小谷野さんの話が聞けて、ほんまによかったな。
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