デワ・アリット(I Dewa Ketut Alit)

有名な演奏家の家系に生まれ、幼少より父より手ほどきを受ける。
インドネシア国立芸術高等学院デンパサール校音楽学科を首席で卒業。
世界的に人気の高いガムラングループ「スマラ・ラティ」の立ち上げに関わり、日本、ヨーロッパなど各国で公演。95年には演奏家・作曲家である兄弟達とガムランの新しい地平を開拓するため「スダマニ」結成。その高い演奏能力と斬新な試みによりバリはもとより海外でも話題となる。2002年9月初の海外公演となるアメリカ公演を大成功に終わらせ、03年7月にはギリシャ公演が予定されている。
グループとしての活動の他、作曲家としても著名であり、バリ島内で現在最も人気のある作曲家として、カナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学やボストン・マサチューセッツ工科大学など、海外からも頻繁に招聘されている。
最近ではバリ・ガムランの基礎を生かしつつ他ジャンルとのコラボレーションにも積極的に参加、兄デワ・ブラタと共に、バリのみならず世界中で活躍する、バリの音楽界におけるトップ・アーティストの一人である。

ユリアティ(Gusti Ayu Sri Yuliati)

1984年プリアタン村生まれ。
バリ有数の伝統芸能を古くから継承しているプリアタン王家の一族に、50年に一人と言われるその才能を見いだされ、舞踊家としての訓練を受ける。
幼少よりその天才的舞踊センスにより一躍スターの座を獲得、現在に至るまでプリアタン村のトップスターとしてバリ島内外での評価を不動のものとしている。
世界的に有名なバリ舞踊楽団「グヌン・サリ」や「ティルタ・サリ」のメンバーとして欧米、日本、ベトナム、中国など数度に渡る海外公演に参加。その舞踊に魅せられた熱狂的なファンは、日本を始め海外にも数多い。
近年では伝統の継承のみならず、新たな分野での試みも積極的に行い、2002年6月「南洋神楽プロジェクト」のインドネシア公演に参加、大絶賛を浴びるなど、新たな境地を開拓しつつある。
現在バリ島内外で最も注目を集めている舞踊家の一人である。

ポタラカ(Potalaka)
<小谷野哲郎:バリ仮面舞踊、和田啓:クンダン・脚本・演出、川村亘平:ガムラン、
濱元智行:ガムラン>

バリ舞踊家小谷野哲郎とパーカッショニスト和田啓によって1997年に結成される。
当初はバリの舞踊・音楽をジャズや尺八など異分野の音楽とミックスさせる試みを続けていたが、仮面を使った演劇的作品を制作して後、新しい仮面芸能スタイルを確立する。
バリの仮面舞踊劇を基本としながら、日本人ならではの感性と方法論によって自ら「南洋神楽」と名付けた新たな仮面芸能を創作、落語や童話などを題材にした作品やオリジナル脚本による作品で全国的に人気を高めている。
近年ではシェイクスピアや近松など文芸作品を取り上げ、さらにインドネシアから頻繁にアーティストを招いて共同制作を行うなど、新たな局面を展開しつつある。