四条河原町の西に新京極がある。若者向けのショップがズラ〜っと並ぶ狭い通りである。その中には、おみやげもの屋さんも多い。私には魅力的な店が無いため、その通りを歩くことは滅多にない。
先日たまたま歩いているときに、ふと一件のおみやげもの屋さんが目に入った。サザエさんや缶コーヒーのアレンジ商品や、生八ツ橋、京都限定菓子などが店先に所狭しと並ぶ、新京極ではよくあるおみやげもの屋さんである。
フラリとその店に入ってみると、これ以上商品は置けませんっ!ってくらい色んな物が置いてある。清水焼もあれば、京都の風景ポストカードもあり、宇治茶もあって、金閣寺キーホルダーなんかもあって・・・。京都のおみやげはこの店で全部揃っちゃうよ。といわんばかりである。
これはなかなか面白いと思ってゆっくり物色してみることにした。

まず入り口付近で目に止まったのが紙風船。私の知っている紙風船は、5色くらいのシマシマ模様した昔からあるやつであった。ところが、地球儀、動物シリーズ、魚シリーズと実に種類が豊富な紙風船があるのだ。手のひらでポンポンして遊ぶのではなく、吊してインテリアとして使うらしい。

少し奥に行くと、刀のオモチャが壁にズラリと並んでいた。一緒にお侍さんのヅラも用意されている。刀を買えば、当然ヅラも必要になるってわけだ。消費者の心をつかんだなかなかのディスプレイである。お侍さんのヅラの横には、なぜか馬の頭のかぶりものがあった。下僕に馬役をやらせ、それにお侍さんのヅラをかぶり、腰に刀を差し、暴れん坊将軍のごとく颯爽と登場しちゃってチョーダイってことだろうか。
そういえば、東本願寺の前でその馬ヅラをかぶった人を見たことがある。中学生くらいの修学旅行生たちである。4〜5人のグループのうちの1人がかぶっていたのだ。詰め襟の学ラン姿に頭が馬である。彼は何を思いその馬ヅラを買ったのか・・・。修学旅行の勢いで買ってしまったのだろうけど、家に帰ってオカンに叱られたに違いない。

その向かいくらいに、ジッポが並んでいた。そのほとんどが、缶コーヒーやらジュースのアレンジモノであった。その中に、缶ジュース「なっちゃん」のアレンジで『やっちゃん』というジッポを発見した。名前だけならたいしたことはないのだが、「まな板不使用 小指30%カット」と小さい字で書かれているのである。このさりげないアレンジが気に入って買おうかどうしようか迷ったくらいである。

もうひとつ、買おうかどうしようか迷ったものがある。『パタパタ』とかいう商品だったと思う。なんてことはない和紙が貼られた玩具なのだが、左にパタンとまわすと格子柄。右へパタンとまわすと、千代紙風の柄。ただそれだけである。ただそれだけなのだが、どういう仕組みになっているのか理解できずに、しばらく右へパタン、左へパタンと繰り返していた。結局わからぬままその店を後にした。
う〜〜〜〜〜む。やっぱり買って仕組みを解決しておけばよかった。
400円位の商品をケチって買わなかったことを今も後悔している。

gonzo
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