坊さんに似合うペットといえば最初に思いつくのが猫ではないだろうか。
もちろん犬を飼っている坊さんも、インコを飼っている坊さんもいるはずだが、私も例外なく3匹の猫を飼っている。
今は部屋でしか飼っていないのでそれほど汚れないのだが、それでも時々お風呂に入れてやらねばならない。
猫は風呂が好きかどうかといえば恐らく嫌いなのだと思う。3匹の中でも特に風呂が苦手なのが1匹いる。名は、「ペロ」ちゃん。小さいころから私の手をなめたりばかりするのでそういう名をつけてしまった。
ある時いつものように風呂に入れた日のこと。
いつになくペロちゃんが、風呂の中で騒いでいたのは記憶にあったのだが、まあ無事3匹とも入れ終わり、テレビを見ながら一仕事やり終えた満足感にひたっていた。
すると、そのペロちゃんの様子がおかしい。しばらくうろうろしていて、まずうちの奥さんのひざの上に乗り、しばらくもぞもぞするがどうも相手を間違えたらしく、途中で今度は私のひざの上に乗ってきてとんでもなおことをしでかした。
猫を飼っている人は気づかれたかと思うが、そう、私のひざの上におもむろにおしっこをひっかけたのだ。
なぜか偶然その一連の動きを一部始終見てしまっていた。そして、どう考えても奴は私に嫌がらせをしようと身近な人間のひざの上に乗り、それが私ではなかったので改めてとなりの人間に接近し、おしっこをひっかかえたようにしか見えなかったのだ。
私はおしっこをひっかけられたことよりも、奴の動きから想像される思考の流れの
方に驚いてしまった。
「こいつは相手を確認して嫌がらせが出来る!」と。
私は動物学者でもなんでもないのでその真意は分からないが、思ったことは我々が「これは人間にしか出来ないこと」ということは一体なんだろうということ。
万物の長と一応地球上で言われている人間とは一体どこが他の地球上の生物と違うのだろう。調べ尽くした結果、「同じ種で殺し合いをすること意外は」すべて他の生物と同じ。なんて悲しい結末を迎えたくないので今後も考えていきたい。
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